ろこのかたこと

たまに役者をやる会社員の日常

ひとり暮らしドルオタ女が中古マンション買ってリノベするまで#10

物件購入、設計打ち合わせ、ご近所周りが無事に進行し、工事が着工したのは4月の下旬だった。

 

工事全体としては2〜3ヶ月で、リノベる。の場合は施主が現場に行けるタイミングが3回ほどある。

解体確認、中間確認、竣工確認。そのあとは引き渡しだ。

それ以外にも毎週、現場からの写真が送られてくるので、仕上がっていく様子を見るたびに感動しきりである。

ちなみに、リノベ業者によっては、現場にカメラが設置されており施主がいつでも確認できる!というところもあった。

 

さて、これを書いている6月上旬の時点で、中間確認までが終了している。

 

まずは解体確認。

着工から1週間ほどのタイミングだった。

リノベーションのために既存の壁や床など内装を壊していく。フルリノベーションの場合は壁も何もかも取り去って、スケルトンという状態にまでするが、私の場合は床や部屋を部分的に既存利用するのもあって、「半壊」という感じだった。

 

天井を躯体表し(コンクリート剥き出し)にする予定だったので、どんな状態かが気になっていたが、運がいいことにとても綺麗だった。大抵、新築工事のときの印などが残っているものだが、ほとんどない。

また、可能な限り配管も刷新。中身も綺麗にできるのがリフォームとリノベーションの違いである。

 

まだほとんど壊れているだけの状態のはずなのに、興奮度はかなりのもので、派手な舞台の仕込みみたいなワクワク感があった。

設計担当者曰く、腕の良い職人さんにお願いすることができたそうだ。ありがたい限りである。

 

このとき、施主支給品の取り付け位置や、家具を設置する場所の寸法なども確認した。

ちょうど売主さんが置いていってくれたエアコンを工事のため取り外していたところだったので、傍らで眺めていたが、予想以上におじいちゃんだったのでエアコンは残念ながら引退することとなった。あれを再度取り付けて働かせようと言う気にはならない。

 

というわけで急遽エアコンを買わなきゃいけないことになったが、23畳以上向けのものが必要と判明して、23畳って何畳?となった。リビングダイニングとクローゼットが繋がっているので守備範囲が広大になってしまったのだ。

価格コムをggって更に卒倒した。これまでエアコンというものは大家さんが用意してくれるものだったし、それもせいぜい8畳向けくらいのものまでしか知らなかったのだから仕方ない。

しかも引っ越しが盛夏なので購入待った無し。遅くなれば工事が入居に合わせられないので、後日半泣きで家電屋に走った。

 

工事はつつがなく進行し、予定より早いタイミングで中間確認があった。

 

中間確認では、設計通りに壁がつくられるなど、基礎部分のほとんどが出来上がっていた。

クローゼットの棚や、キッチンの腰壁も作られ、完成のイメージがだんだんと立ち上がってきている。

 

特にテンションが上がったのはメインのドアである。一番高さがある大きなものが入ることになっていた。実物が壁に立てかけられていたが、相当な存在感があった。

これがモスグリーンに塗られ(色はもちろん私が決めた)、取り付けられるところを想像すると、いかんせんかなりの迫力も出ると思うのでちょっとドキドキした。上手くかわいく仕上がると良いのだが。

 

その他、壁紙や床材のサンプルを合わせ、最終的な仕上げの確認をしていく。施主支給品も納品されていたので、現物を使って再度位置の確認を行なった。

心配なことや、もう少し工夫したいと思ったことは、ダメ元で相談させてもらって、本当にありがたいことに大体うまく解決してもらった。

 

少し話が逸れるが、引き渡しの前日にはリノベーション部分の費用の支払いが完了している必要があり、このタイミングで金融機関へローンの分割契約(リノベ費用の融資の実行)に行った。

物件購入費用分のときほど煩雑ではなかったので、手続き自体は短時間で済んだが、手数料の請求があるのをすっかり忘れており、明細を提示されて一瞬意識を失った。

分割した分だけ銀行に払う手数料がかかるし、私の場合、工事の間は利息のみ支払いをしてローンの返済を待ってもらっている状態なので、最終的に30万くらい余計にお金がかかってる計算になるが、まぁ状況的に必要経費なので、そう、とにかく節約を頑張るしかないのである。

 

出来上がっていく新居の写真を見るたびにお財布の紐をキュッとする気力が湧くので、モチベーションって大事だなと思う。

次は竣工確認なので、ほぼ出来上がった状態を見ることができるはずである。楽しみで仕方ない。